雨漏りはなぜ起こる?屋根の基本構造からよく起こる場所まで徹底解説

本記事はこんな人にお勧めします。

  • 雨漏りはなぜ起こるのか知りたい
  • 雨漏りが起こる原因やメカニズムを知りたい

この記事で伝えたいこと

この記事は、「雨漏りが起こる原因を知りたい」「屋根から水が入る仕組みを理解したい」という方に向けて書いています。

雨漏りが発生すると、どこから水が入り込んでいるのかわからず、不安に感じる方も多いでしょう。

原因やメカニズムを理解しておけば、早めの点検や予防につなげやすくなります。

本記事では、屋根の基本構造を紹介しながら、雨漏りが起こる原因や仕組みを解説します。

雨漏り調査の重要性や、雨漏りが起こりやすい場所も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

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なぜ雨漏りが起こるのかは屋根の構造を知るとわかる

住宅などの建物は、雨水の浸入を防ぐ「一次防水」と、入り込んだ雨水を排水する「二次防水」で雨漏りを防いでいます。

屋根は、垂木と呼ばれる骨組みに野地板を張り、その上から防水シートを施工する構造です。

最後に瓦やスレートなどの屋根材を施工して、雨水の浸入を防ぐ屋根が完成します。

実際の屋根では、上の写真のように黒い防水シートの上に瓦が施工されています。

台風などで瓦のすき間から雨水が入り込んでも、防水シートの上を流れて雨樋へ排水されるため、室内への雨漏りを防げる仕組みです。

垂木や野地板について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。

垂木(たるき)ってなに? 屋根の用語・Q&A

野地板(のじいた)ってなに? 屋根の用語・Q&A

外壁も一次防水と二次防水で雨漏りを防いでいる

外壁も屋根と同じように、一次防水と二次防水によって雨漏りを防いでいます。

強風雨時に外壁材やサイディングなどの一次防水から雨水が入り込んでも、防水シートである二次防水の上を流れ、外壁材の下から外へ排水される構造です。

 

雨漏りはなぜ起こるのか

一次防水と二次防水が正常に機能している間は、基本的に雨漏りは起こりません。

しかし、どちらかに不具合が発生すると、雨水が建物内部へ入り込み、雨漏りにつながります。

たとえば、経年劣化した建物では次のようなケースがあります。

  • 屋根材が強風で飛ばされ、防水シートの上に大量の雨水が流れ込む
  • 防水シートの釘穴や劣化部分から雨水が入り込む
  • 防水シートが経年劣化で縮んだり、穴が開いたりして雨水が浸入する

 

一方、築浅の建物でも雨漏りが起こることはあります。

  • 台風や大雨で屋根材の下に入った雨水が、防水シートの破れやすき間から浸入
  • けらば部・棟部・壁との取り合い部・天窓まわりの不具合から雨水が浸入

 

つまり、経年劣化でも新築でも、最終的には二次防水の不具合部分から雨水が浸入し、雨漏りにつながるケースが多いのです。

 

雨漏りの原因やメカニズムを把握するのはプロでも難しい

雨漏りの原因やメカニズムを正確に把握するのは、専門業者でも難しい場合があります。

雨漏りは、最終的に防水シートなどの二次防水から雨水が浸入して発生するケースが多いです。

しかし、二次防水は屋根材や外壁材の下にあるため、外から状態を直接確認できません。また、雨水の浸入口は屋根だけでなく、外壁や窓、サッシまわりの場合もあります。

雨水が入り込んだ場所と室内で雨漏りが発生している場所が離れていると、原因の特定はさらに難しくなります。

そのため、雨漏りが疑われる場合は、早めに専門業者へ調査を依頼することが重要です。

雨漏りの原因把握が難しかった事例については、こちらの記事で紹介しています。

なかなか直らない外壁からの雨漏り 外壁を解体してみると驚きの施工が・・

また、雨漏り調査が難航した事例は、動画でも紹介しています。

 

雨漏りの原因がわからないときは調査が必要

雨漏りの原因がわからないときは、まず雨漏り調査を行うことが大切です。

弊社では修理前に、目視調査・赤外線サーモグラフィ調査・散水調査などを組み合わせ、雨水の浸入口や経路を確認しています。

原因を見誤ると、修理後も雨漏りが止まらない可能性があるためです。

雨漏り調査の内容や費用については、こちらの記事で詳しく解説しています。

雨漏り調査ってなにをするの?費用は?5つの方法をプロが徹底解説!

事前調査を行うことで、必要な工事内容も大きく変わります。

 

原因がわからなければ適切な雨漏り修理はできない

雨漏り修理では、原因を特定しないまま、目視点検だけで工事を進めてしまうケースがあります。

いわゆる「業者の勘」に頼った修理です。

「雨漏り調査無料」と案内されていても、無料なのは目視調査のみで、散水調査や赤外線サーモグラフィ調査は有料になる場合があります。

十分な調査をしないままコーキングを塗るだけでは、原因が外れていた場合、雨漏りは止まりません。全面補修をすすめられても、最初の見立てが違えば費用をかけても改善しない可能性があります。

こうした失敗を防ぐには、まず雨漏り調査で原因を把握し、適切な修理につなげることが大切です。

勘に頼った修理で雨漏りがなかなか直らなかった事例は、こちらで紹介しています。

なかなか直らない屋上からの雨漏り 勘による応急処置はダメ【愛知県知多市】

 

雨漏りがよく起こる場所ってあるの?

雨漏りは屋根で起こるイメージがありますが、実際には外壁が原因になっているケースも少なくありません。

雨漏りが起こりやすい場所は、主に以下のとおりです。

  • 外壁
  • 屋根
  • バルコニー
  • 窓、サッシまわり
  • 雨樋

 

室内ではサッシのビス穴や窓まわりから雨水が漏れていても、原因は外壁にある場合があります。

また、屋根や屋上防水、バルコニーなどが原因になるケースもあるため、室内の雨漏り箇所だけで原因を判断するのは困難です。

雨漏りが発生した場合は、外壁・屋根・雨樋などを総合的に確認できる雨漏り専門業者に依頼することをおすすめします。

雨漏りが起こりやすい場所については、こちらの記事で詳しく解説しています。

雨漏りの原因やよく起こる場所は?対処法から修理費用まで全部解説!

 

水漏れは雨漏りと間違われることもある

水漏れとは、「内部外部にかかわらず配管・排水設備などの劣化や人為的ミスにより起こる水トラブルのこと」を言います。

建物の状況によっては、水漏れと雨漏りの区別がむずかしい場合もあります。

水漏れが疑わしい場合は以下となります。

  • 雨が降っていないのに天井のシミが拡がる
  • 天井のシミの上に水まわりの設備がある
  • 上部が部屋で室内中央付近の天井にシミができる
  • 急に水道料金が上がった
  • 配管の接続部分から水が漏れている

 

雨漏りは雨が降っているその日に発生するとお考えください。

数日間も雨漏りが続くことはありません。

雨漏りと水漏れの違いについて詳しくはこちらの記事をご覧ください。

雨漏りと水漏れはどう違う?見分け方や対処方法も徹底解説

 

結露は雨漏りと間違われることもある

結露とは、室内の暖かい空気に含まれる水蒸気が、窓ガラスなどの冷たい面に触れて水滴になる現象です。

室内や窓まわりに水滴があると雨漏りに見えますが、以下のような場合は結露の可能性があります。

  • 雨が降っていないのに水滴が落ちてくる
  • 窓ガラスやサッシ全体など、広い範囲に水滴が付いている
  • 小屋裏の北側だけに水滴が落ちた跡がある

 

ただし、雨漏りと結露を見分けるのは難しい場合もあります。

判断に迷うときは、雨漏り専門業者に確認してもらうと安心です。

結露と雨漏りの違いについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

雨漏りと結露の違いは?見分けるための3つのポイントを解説

 

なぜ雨漏りは繰り返すことが多いのか

雨漏りが繰り返す原因のひとつに、建物全体の劣化があります。

劣化が進んでいる場合は、部分的な修理ではなく、大規模な補修が必要になるケースもあります。

ただし、雨漏りがなかなか直らない原因は、修理業者側にあることも少なくありません。

十分な調査をせず、原因を特定しないままコーキングだけで対応していると、雨漏りが再発する可能性があります。

雨漏りを繰り返さないためには、建物の構造を理解したうえで、原因を正確に調査できる業者へ依頼することが大切です。

雨漏りが繰り返す理由については、こちらの記事で詳しく解説しています。

雨漏りが再発!繰り返す5つの理由と対策方法を徹底解説!

 

【まとめ】雨漏り修理は原因の特定が大切

建物は、屋根材や外壁材などの「一次防水」と、防水シートなどの「二次防水」で雨水の浸入を防いでいます。

雨漏りは、最終的に二次防水の不具合から発生するケースが多いです。

ただし、二次防水は外から見えにくく、雨水の浸入口と室内の雨漏り箇所が離れていることもあるため、原因の特定は簡単ではありません。

原因を特定しないまま修理しても、雨漏りが再発する可能性があります。

弊社では、目視調査・散水調査・赤外線サーモグラフィ調査などを行い、原因を確認したうえで修理しています。

雨漏りでお悩みの方は、お気軽にお問い合わせください。

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